築地 中島おさかなクラブは、お魚に関する情報サイトです。

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成分名
エネルギー 175kcal
水分 70.8g
タンパク質 17.1g
脂質 10.9g
灰分 1.2g


カルシウム 21mg
リン 190mg
0.3mg
ナトリウム 160mg
カリウム 370mg
マグネシウム 25mg
亜鉛 0.5mg



ビタミンA 180μg
ビタミンB1 0.22mg
ビタミンB2 0.13mg
ビタミンC 1mg
ビタミンD 5μg
コレステロール 70mg

※科学技術庁資源調査会編
「五訂 日本食品標準成分表」より転載
可食部100g当たりの値を示します
マナガツオ:学鰹・真名鰹
標準和名

マナガツオ
(スズキ目マナガツオ科マナガツオ属)

別名  
地方名 ギンダイ(富山)
チョウチョウ(和歌山)
マナ(関西)
チョウキン(岡山)
カツオ(広島)
マナガタ(九州)
フーイチャー(沖縄)
英名 Butterfish
Harvestfish
学名 Pampus argenteus(Euphrasen)
解説
名前の由来は諸説がある。称美を表す接頭語、「真名」が名前になるくらい美味しく親しまれていた魚だという説やカツオの獲れる時期に獲れてカツオ同様に美味というところから付いたという説もある。また、京師(京都)では新鮮なカツオは手に入らない。そこでマナガツオのなますをカツオのなますに学びなぞらえて賞味している。ここから「学鰹」と名付けられたのだろうか、と考証する向きもある。いずれにしても、本種はカツオの仲間ではなくイボダイの近縁種である。
外洋に棲んでいるが、産卵するため、6〜7月に瀬戸内海に入ってくる。新鮮なものを刺身で賞味するには、夏が食べ頃。東シナ海では冬が盛漁期。マナガツオの旬は冬とされ、冬の季語ともなっている。古くは「西国に鮭なく東国に真名鰹なし」といわれた。こんな諺があるくらい、関西では親しまれてきた魚である。今も京都では、懐石料理にも好んで用いられる高級魚とされている。関西ではうろこが落ちないように、1尾1尾紙に包んで売られるほど珍重されている、という話があるほどだが、東日本ではシマガツオと混同される程度の馴染みしかない。
分布領域
北海道から東シナ海、インド洋に分布する。日本近海では南日本に多い。
生鮮・加工法
鮮魚として氷冷して出荷されるが、インドからのものは冷凍されている。店頭では、大型の体重800g以上のものは三枚におろして切り身などで売られている。それ以下の小振りのものや冷凍ものは骨付きのまま筒切りにされることが多い。切り身を西京味噌漬けにしたものも売られている。
主な食べ方
冬が食べ頃。白身で、脂がのっているのに淡白な味わいである。新鮮なものは刺身として最高で、大振りのものは焼き目を付けてもよい。照り焼きや西京味噌漬けなどの焼き物にすると美味。そのほか蒸し物、揚げ物などにする。子持ちのものは塩焼きのほか、煮付けても美味しい。骨も乾燥させて揚げ、骨煎餅にしたりする。バター焼きやムニエル、ブイヤベースにしたり、トマトソースやチーズでグラタンにしてもよい。また、ホウレンソウや香草、ココナッツミルクを加えたカレーソースをつくり、焼いたり唐揚げにした上にかけてエスニック風シーフードカレーにするとよい。

出展:株式会社エヌ・ティー・エス発行
   現代おさかな事典〜漁場から食卓まで〜

 

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