成分名 |
値 |
エネルギー |
108kcal |
水分 |
76.9g |
タンパク質 |
18.6g |
脂質 |
3.1g |
灰分 |
1.2g |
無
機
質 |
カルシウム |
23mg |
リン |
210mg |
鉄 |
0.2mg |
ナトリウム |
73mg |
カリウム |
390mg |
マグネシウム |
30mg |
亜鉛 |
0.4mg |
ビ
タ
ミ
ン |
ビタミンA |
100μg |
ビタミンB1 |
0.03mg |
ビタミンB2 |
0.04mg |
ビタミンC |
1mg |
ビタミンD |
4μg |
コレステロール |
67mg |
※科学技術庁資源調査会編
「五訂 日本食品標準成分表」より転載
可食部100g当たりの値を示します |
キダイ:黄鯛 |
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標準和名 |
キダイ
(スズキ目タイ科キダイ属) |
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別名 |
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地方名 |
コダイ(東京)
チョウセンダイ・レンコダイ(関西、紀州、九州)
以西底曳網では、大きさ別に
芝レン(尾叉長15cm以下)
小レン(尾叉長15〜20cm)
中レン(20〜23cm)
大レン(23cm以上)
の4銘柄に分けられる。 |
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英名 |
Red sea-bream
Yellow porgy |
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学名 |
Dentex tumifrons (Temminck et Schlegel) |
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解説 |
市場では「レンコダイ」の通称で呼ばれている。
昔から「タイ」と呼ばれているのは、いわゆるマダイのことを指すが、現在、日本名で「タイ」がつく魚は、約200種ある。これらのなかには、形が「タイ(平)らな魚」という意味のものから「(タイのように)赤い魚、よく見かける魚、美味しい魚」という意味あいを持つものがほとんどである。
生鮮魚では、マダイより色が黄色っぽく、鮮青色の小斑点がないことでマダイと区別できる。 |
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分布領域 |
本州中部以南から台湾や東シナ海に至る暖水域に分布し、九州西岸、済州島東海域、台湾北部に多い。本種は季節的な回遊はほとんど行わないが、一般に南方域に行くほど大型化する傾向があり、九州近海で生まれたものは成長とともに南下するようである。 |
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生鮮・加工法 |
レンコダイという呼び名で取り引きされることが多い。市場での取り引きは冷凍ものが多く、生鮮ものは少ない。化粧塩をふって塩焼きにして、祝い膳や折り詰めなどの尾頭つきにされる。小振りのものは尾頭つきで惣菜用に調理加工される。また、価格の高いマダイなどの代わりに高級かまぼこなどの練り製品やでんぶ、ふりかけなどの調味加工食品に使われる。遊魚対象として釣りなどでも持ち帰られる。 |
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主な食べ方 |
食べ頃は春。肉は白身で水分が少ないが、脂肪分が多いので塩焼きなどがよい。刺身や鮨種にはあまり向かない。そのほかの食べ方はマダイに準ずる。 |
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出展:株式会社エヌ・ティー・エス発行
現代おさかな事典〜漁場から食卓まで〜 |