成分名 |
値 |
エネルギー |
85kcal |
水分 |
79g |
タンパク質 |
19.2g |
脂質 |
0.4g |
灰分 |
1.3g |
無
機
質 |
カルシウム |
38mg |
リン |
220mg |
鉄 |
0.2mg |
ナトリウム |
120mg |
カリウム |
350mg |
マグネシウム |
30mg |
亜鉛 |
0.4mg |
ビ
タ
ミ
ン |
ビタミンA |
20μg |
ビタミンB1 |
0.07mg |
ビタミンB2 |
0.04mg |
ビタミンC |
2mg |
ビタミンD |
9μg |
コレステロール |
100mg |
※科学技術庁資源調査会編
「五訂 日本食品標準成分表」より転載
可食部100g当たりの値を示します |
シロギス:白鱚 |
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標準和名 |
シロギス
(スズキ目キス科キス属) |
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別名 |
キス |
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地方名 |
マギス(東京)
キスゴ(西日本各地) |
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英名 |
Japanese whiting
Silver whiting |
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学名 |
Sillago japonica Temminck et Schlegel |
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解説 |
名前の由来は定かではなく、似たような細身の体形の魚を総じてキス、キスコと呼んでいた。
江戸時代、品川沖に屋台船を浮かべて行ったキス釣りは、夏の夜の風流な遊びであるとともに、町人から武士に至るまで身分にかかわりなく楽しまれた。 |
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分布領域 |
北海道から九州までの日本沿岸、朝鮮半島、台湾、フィリピンに分布。 |
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生鮮・加工法 |
生鮮利用では、生または冷凍にして流通される。店頭では、丸ごとより、開いて売られていることのほうが多い。また、スーパーや量販店では、フライ用にパン粉をつけたところまで加工した冷凍食品や惣菜として加熱調理したものも売られている。高級かまぼこの原料になるほか、小さなものは開いてみりん干しにして珍味にする。 |
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主な食べ方 |
食べ頃は春から夏。透き通るような白身でさっぱりした味だが、軟らかい小骨が多い。天ぷらの種としては高級品。刺身にするときは、三枚におろして塩水で洗ってから皮を引き、糸造りにすることが多い。開かずに塩焼きにするときは、化粧塩をするとひれの形がきれいに焼き上がる。椀種にはすり身にしたものも用いる。洋風料理でもよく使われ、マリネやフリッターにする。この場合、レモンなどで酸味を利かせたキウイやいちごなどのフルーツソースも合う。 |
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出展:株式会社エヌ・ティー・エス発行
現代おさかな事典〜漁場から食卓まで〜 |