成分名 |
値 |
エネルギー |
77kcal |
水分 |
82.6g |
タンパク質 |
13.6g |
脂質 |
2g |
灰分 |
1.7g |
無
機
質 |
カルシウム |
150mg |
リン |
270mg |
鉄 |
0.4mg |
ナトリウム |
170mg |
カリウム |
250mg |
マグネシウム |
39mg |
亜鉛 |
1.2mg |
ビ
タ
ミ
ン |
ビタミンA |
100μg |
ビタミンB1 |
0.08mg |
ビタミンB2 |
0.1mg |
ビタミンC |
4mg |
ビタミンD |
1μg |
コレステロール |
220mg |
※科学技術庁資源調査会編
「五訂 日本食品標準成分表」より転載
可食部100g当たりの値を示します |
シラウオ:白魚 |
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標準和名 |
シラウオ
(サケ目シラウオ科シラウオ属) |
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別名 |
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地方名 |
アマサギ(富山)
シラス(石川)
シロウオ(関西、紀州) |
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英名 |
Icefish |
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学名 |
Salangichthys microdon Bleeker |
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解説 |
名前の由来は、ゆがくと白くなるところからきている。生きているときは、透明な小さな魚である。
徳川家康とのかかわりが深く、透けて見える脳を葵の御紋に見立てて、敬われていた。また、「御用白魚」と呼ばれ、初物が獲れると朱塗りの入れ物に入れられ、飛脚で江戸城まで届けられたという。
ハゼの仲間のシロウオとよく混同されるが、シラウオはサケの仲間であり、脂びれがある。 |
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分布領域 |
北海道の網走湖やサロマ湖から徳島・九州西岸にいたる日本沿岸に分布する。国外では朝鮮半島の東海岸や沿海州沿岸。 |
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生鮮・加工法 |
生鮮利用では、鮮魚として取り扱われるものがほとんどである。一部、冷凍品や釜揚げにして食用加工にまわされたり、煮干しなどの乾製品にされる。調味加工品は飴煮などにする。 |
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主な食べ方 |
味は淡白。生きたものを二杯酢でおどり食いにするのが春の風物詩の一つ。食べ頃は晩秋から春にかけてであるが、鮮度により味が大きく変わる。透明感、弾力があり、形くずれのないものを選ぶとよい。新鮮なものの身は透明で、ゆであげると白くなる。調理する前に薄い塩水に入れて軽く洗ってザルにあげ、水切りをしてから使うとよい。椀種、卵とじ、かき揚げなどの天ぷらにして食べるのも美味しい。卵とじやかき揚げには、みつばを加えるとより一層風味が増す。さっとゆであげ、大根おろしに添えたり、酢の物に和えてもよい。揚げ物にするときは新しい油を使うようにする。 |
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出展:株式会社エヌ・ティー・エス発行
現代おさかな事典〜漁場から食卓まで〜 |