成分名 |
値 |
エネルギー |
95kcal |
水分 |
77.9g |
タンパク質 |
19.6g |
脂質 |
1.3g |
灰分 |
1.2g |
無
機
質 |
カルシウム |
41mg |
リン |
190mg |
鉄 |
0.3mg |
ナトリウム |
190mg |
カリウム |
290mg |
マグネシウム |
37mg |
亜鉛 |
1.9mg |
ビ
タ
ミ
ン |
ビタミンA |
0μg |
ビタミンB1 |
0mg |
ビタミンB2 |
0.12mg |
ビタミンC |
2mg |
ビタミンD |
3μg |
コレステロール |
100mg |
※科学技術庁資源調査会編
「五訂 日本食品標準成分表」より転載
可食部100g当たりの値を示します |
サヨリ:細魚・針魚 |
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標準和名 |
サヨリ
(ダツ目サヨリ科サヨリ属) |
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別名 |
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地方名 |
クチナガ(岩手)
カンヌキ(東京)
スズ(和歌山)
ナガイワシ(鹿児島) |
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英名 |
Half beak
Japanese needle-fish |
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学名 |
Hyporhamphus sajori (Temminck et Schlegel) |
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解説 |
名前の由来は、その体形からきている。色は銀色で細く長いことから「針のような魚」と書くようになったが、昔は「ヨロト、ヨリト」と呼んでいた。サンマが食卓に上るようになった江戸時代中期以降には、サンマも「サヨリ」と呼ばれ、安い魚屋ではサンマをサヨリと偽って売られたということである。これを区別するために、サヨリを「真サヨリ」と称した。西日本では、今でもサンマを「サヨリ」の地方名で呼ぶところがある。
サヨリの長く延びた下顎の役割については、今のところまだ謎のままである。 |
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分布領域 |
北海道南部以南の日本各地から朝鮮半島沿岸、黄海まで分布する。ただし、琉球諸島や小笠原諸島には生息していないようである。 |
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生鮮・加工法 |
魚体の大きなものは鮮魚として、一部丸干しや開きの一夜干しの原料として扱われる。10cm以下の小さなものは、イカ釣り用の餌として利用される。 |
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主な食べ方 |
3〜5月が食べ頃。脂肪が少なく、淡白な味と身の美しさを活かして刺身、とくに糸造りにされる。そのほか鮨種や椀種にしたり、酢の物や天ぷらなど和風の料理に多用する。さっぱりしているのでムニエルやフリッターなどにも向く。 |
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出展:株式会社エヌ・ティー・エス発行
現代おさかな事典〜漁場から食卓まで〜 |