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マトウダイ:的鯛・馬頭鯛
標準和名

マトウダイ
(マトウダイ目マトウダイ科マトウダイ属)

別名  
地方名 マト(東京、三崎、明石、紀州、高知)
クルマダイ(新潟、富山、福井)
ウマダイ(富山)
カネタタキ(四国、新潟)
ワセ・モンツキウオ(有明海)
英名 John dory
Target dory
学名 Zeus faber Linnaeus
解説
その名の通り、平べったい体のまん中に弓の的のような黒い斑紋がある。この黒斑は鮮度の目安にもなり、時間が経つにつれ薄くなって消えていく。また、頭が馬の顔に似ているとして、馬頭鯛とも書く。
欧州では、キリストの使者聖ペテロが、この魚の口から金貨を出して貧しい者達に与えたという記述が聖書にもあり、「サン・ペテロの魚」と呼ばれている。
銀色の皮は釣りの擬餌鉤用素材として珍重されている。身から剥いだ皮はよく洗い、ガラス板などに張り付けて乾燥させ、さびきや擬餌鉤に付ける。
マトウダイの仲間のカガミダイは色形もよく似ているが、黒い斑点がない。また、下ごしらえをした切り口から銀色の細かい粉が出るので、刺身や煮付けにはあまり向かない。また、東北では銀色の粉にあたると言い、食さないところもある。
分布領域
太平洋、インド洋、大西洋に広く分布する。日本では青森県以南の各地沿岸に生息するが、南日本に多い。
生鮮・加工法
ほとんど鮮魚として出荷されるほか、練り製品の原料になる。店頭では丸のままか、頭と内臓が落とされて並ぶ。とくに名産はないが、かまぼこや竹輪など練り製品の加工原料にされる。
主な食べ方
食べ頃は春、とくに4〜5月にかけてが旬、白身の淡白な味である。ごく鮮度のよいもの以外は、あまり刺身には適さない。火を通すと旨みが出るので、椀種や塩焼き、煮付けなどにして食べる。バター焼きや唐揚げにしてもよい。フランス料理ではよくブイヤベースやムニエルに使う。そのほか、グラタンやワイン蒸しにしたり、軽く火を通してマリネやシーフードサラダにもする。

出展:株式会社エヌ・ティー・エス発行
   現代おさかな事典〜漁場から食卓まで〜

 

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