成分名 |
値 |
エネルギー |
160kcal |
水分 |
72.1g |
タンパク質 |
17.8g |
脂質 |
9g |
灰分 |
1g |
無
機
質 |
カルシウム |
31mg |
リン |
490mg |
鉄 |
0.3mg |
ナトリウム |
59mg |
カリウム |
330mg |
マグネシウム |
73mg |
亜鉛 |
0.3mg |
ビ
タ
ミ
ン |
ビタミンA |
126μg |
ビタミンB1 |
0.03mg |
ビタミンB2 |
0.05mg |
ビタミンC |
1mg |
ビタミンD |
2μg |
コレステロール |
60mg |
※科学技術庁資源調査会編
「五訂 日本食品標準成分表」より転載
可食部100g当たりの値を示します |
キンメダイ |
|
標準和名 |
キンメダイ
(キンメダイ目キンメダイ科キンメダイ属) |
|
別名 |
|
|
地方名 |
アカギ(三崎)
アカギギ(和歌山)
カタジラア(沖縄) |
|
英名 |
Alfonsino |
|
学名 |
Beryx splendens Lowe |
|
解説 |
名前の由来は、眼が大きく瞳孔が金色であることによる。体の色が鮮やかな赤なので昔からタイの代わりに使われていたが、最近はキンメダイ自体味がよいのでさらに高価になり、キンメダイの代用品も現れてきた。ナンヨウキンメBeryx decadactylus Cuvierはもとより、小振りのアコウダイなども「キンメ」と称されている。切り身や粕漬けになれば一見素人にはわかり難い。区別するために「マキンメ」、「マキン」などと呼ばれることもある。
キンメダイは、水から揚げれば鮮やかな赤色の体をしていて目立つように感じるが、キンメダイの棲む深い海の底では太陽光線の赤い色は吸収され赤く見えず、ほとんど黒い色に見える地味な魚となる。 |
|
分布領域 |
東北、新潟以南の各地の沖合深部。オーストラリア・ニュージーランド周辺や大西洋にも生息する。 |
|
生鮮・加工法 |
スーパーや量販店では1kgくらいのものが人気がある。鮮魚利用がほとんどで、練り製品などの加工原料になることは少ない。大きなものは切り身にして、粕漬けや味噌漬けなどに加工される。300〜500gくらいのものは、開いて干したり、漬けたりする。 |
|
主な食べ方 |
冬が旬。白身で脂肪分を多く含む。肉質は軟らかいが、煮付けなどにして火を通すと身が締まり美味。酒蒸しにすると余分な脂分が抜けてさっぱりと口当たりがよくなる。頭やあらはよいだしが取れ、ブイヤベースに最適。ムニエルにも向く。 |
|
出展:株式会社エヌ・ティー・エス発行
現代おさかな事典〜漁場から食卓まで〜 |