成分名 |
値 |
エネルギー |
127kcal |
水分 |
75.8g |
タンパク質 |
17.2g |
脂質 |
5.7g |
灰分 |
1.2g |
無
機
質 |
カルシウム |
22mg |
リン |
220mg |
鉄 |
0.4mg |
ナトリウム |
160mg |
カリウム |
300mg |
マグネシウム |
32mg |
亜鉛 |
0.6mg |
ビ
タ
ミ
ン |
ビタミンA |
82μg |
ビタミンB1 |
0.06mg |
ビタミンB2 |
0.12mg |
ビタミンC |
0mg |
ビタミンD |
15μg |
コレステロール |
71mg |
※科学技術庁資源調査会編
「五訂 日本食品標準成分表」より転載
可食部100g当たりの値を示します |
イサキ:伊佐木・伊佐幾・鶏魚 |
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標準和名 |
イサキ
(スズキ目イサキ科イサキ属) |
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別名 |
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地方名 |
イサギ(東京、西日本各地)
イッサキ(九州)
ウズムシ(紀州)
マツ(奄美) |
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英名 |
Chicken grunt、
Threeline grunt |
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学名 |
Parapristipoma trilineatum(Thunberg) |
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解説 |
名前の由来は、背中の筋模様が、5本に割けているように見えることにより、「五裂」から転じて付いた。
「イサキは北向きで食べろ」といわれ、骨が鋭く硬く、呑み込んだ後も消化され難く、途中刺さって化膿したり腹痛の原因になる。別名「鍛冶屋殺し」といわれるのは、普段は魚の骨などよりよっぽど硬い金属を打ち据えているのに、イサキの骨が刺さって死んだ者がいたということからとされる。
1974年、近畿大学で人口採卵に成功し、孵化後52日目に4,800尾を放流した。網生簀でも実験飼育されている。 |
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分布領域 |
関東以南の日本各地から東シナ海・南シナ海に分布する。 |
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生鮮・加工法 |
生鮮魚として、1尾売りされている。船遊魚対象種として人気が高いが、内臓が大きいので鮮度が落ちやすい。氷冷して持ち帰るようにする。 |
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主な食べ方 |
晩春から初冬にかけて出回るが、とくに6〜7月が旬。大きめのものは、脂がのっていて、刺身にすると生姜でもわさびでも美味しく、小振りのものは塩焼きにするとよい。煮付けても揚げても美味。ブイヤベースに使ってもよい。 |
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出展:株式会社エヌ・ティー・エス発行
現代おさかな事典〜漁場から食卓まで〜 |