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アカカマス：赤鰤・赤梭魚・赤梭子
標準和名	アカカマス （スズキ目カマス科カマス属）
別名
地方名	アブラカマス（伊豆） シャクハチ（和歌山） オキカマス（高知） アカガマサー・アカマサー（沖縄）
英名	Brown barracuda Red barracuda
学名	Sphyraena pinguis G_nther
解説
一般にカマスというのはアカカマス。体の背面が赤みがかっているためにアカカマスと呼ばれるようになった。ヤマトカマスとよく似ているが本種は背びれが腹びれより後方にあることで区別できる。
分布領域
北海道以南の南日本、東シナ海、南シナ海に分布する。
生鮮・加工法
生鮮もののほか、一夜干し、干物、かまぼこなど練り製品に加工される。
主な食べ方
生鮮魚は夏から秋に食べ頃である。白身のあっさりとした味で、刺身や塩焼きにする。素焼きにしたものやすり身などは椀種にする。ムニエルやフリッターにも向く。干物も極めて美味。生きのよいものが手に入ったら、自家製の一夜干しにするものよい。うろことえらを取り除き、方袖開きにしたのちに、全身が白くなるほどたっぷり塩をまぶす。そして5分間くらい置いてから十分に水洗いをして、ざるか金網に乗せて風通しのよいところに吊しておく。生干しくらいのほうが味がよいので、3〜5時間干す。

出展：株式会社エヌ・ティー・エス発行
　　　現代おさかな事典〜漁場から食卓まで〜