成分名 |
値 |
エネルギー |
113kcal |
水分 |
76.5g |
タンパク質 |
18.8g |
脂質 |
3.6g |
灰分 |
1.1g |
無
機
質 |
カルシウム |
58mg |
リン |
190mg |
鉄 |
0.3mg |
ナトリウム |
73mg |
カリウム |
360mg |
マグネシウム |
29mg |
亜鉛 |
0.3mg |
ビ
タ
ミ
ン |
ビタミンA |
54μg |
ビタミンB1 |
0.04mg |
ビタミンB2 |
0.06mg |
ビタミンC |
1mg |
ビタミンD |
1μg |
コレステロール |
52mg |
※科学技術庁資源調査会編
「五訂 日本食品標準成分表」より転載
可食部100g当たりの値を示します |
アカアマダイ:赤甘鯛 |
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標準和名 |
アカアマダイ
(スズキ目アマダイ科アマダイ属) |
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別名 |
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地方名 |
地方名
アマダイ(西日本各地)
アカッペ(紀州白崎)
グジナ・グジ(京都、舞鶴、白浜)
アマミ(沖縄)
オキツダイ(駿河、静岡) |
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英名 |
Branchiostegus japonicus
(Houttuyn) |
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学名 |
Gadus macrocephalus Tilesius |
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解説 |
名前の由来は鯛より甘くて美味しいことからとされているが、とくにアカアマダイは体色が赤く鮮やかで、皮もしばしば食材になる。また、京都を中心とする関西地方では、「グジナ」、「グジ」と呼ばれ、高級魚の一つにあげられている。京都は海からは離れているものの、古くから都として栄えていたことから食材も多く集まり、利用法・保存法も工夫されてきた。北陸若狭湾から塩をあてて運ばれて来るアマダイ類は、「若狭グジ」と呼ばれ珍重された。東京では照り焼きが好まれるが、関西では西京味噌に漬けたものをはじめ、椀種や煮付けなどに幅広く調理される。 |
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分布領域 |
関東・山形以南、東シナ海に分布 |
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生鮮・加工法 |
身が軟らかく、身くずれしやすいので、生鮮魚は丸ごと出荷される。また、一塩もの・西京味噌漬け・粕漬けなどにも加工される。鮨そぼろなどの加工原料にもなる。 |
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主な食べ方 |
秋から冬にかけてが旬である。白身で水分が多く、軟らかい。皮は厚いので、すき引きにしてから調理するとよい。調理するときは、身をおろしてから昆布締めにすると、余分な水分が出て、一層甘味が引き立つ。和風料理のあらゆる料理法に適しており、刺身、焼き物、椀種、蒸し物などにする。また、洋風のバター焼きや唐揚げも好まれる。レモンなど柑橘類の香りを添えると、よりすっきりとした味わいになる。
また、アカアマダイの皮は厚く、色が鮮やかであるため、唐揚げにして煎餅にすると、歯ごたえのよい肴になる。 |
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出展:株式会社エヌ・ティー・エス発行
現代おさかな事典〜漁場から食卓まで〜 |