成分名 |
値 |
エネルギー |
113kcal |
水分 |
76g |
タンパク質 |
19.1g |
脂質 |
3.4g |
灰分 |
1.4g |
無
機
質 |
カルシウム |
55mg |
リン |
220mg |
鉄 |
0.4mg |
ナトリウム |
150mg |
カリウム |
370mg |
マグネシウム |
39mg |
亜鉛 |
0.5mg |
ビ
タ
ミ
ン |
ビタミンA |
12μg |
ビタミンB1 |
0.24mg |
ビタミンB2 |
0.26mg |
ビタミンC |
2mg |
ビタミンD |
9μg |
コレステロール |
76mg |
※科学技術庁資源調査会編
「五訂 日本食品標準成分表」より転載
可食部100g当たりの値を示します |
アイナメ:鮎魚女・鮎並・愛な女 |
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標準和名 |
アイナメ
(カサゴ目アイナメ科アイナメ属) |
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別名 |
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地方名 |
アブラコ(北海道)
ネウ(東北各地)
アブラメ(関西以西)
モズ(中国地方) |
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英名 |
Greenling |
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学名 |
Hexagrammos otakii Jordan et Starks |
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解説 |
岸からそれほど遠くなく、比較的水深の浅い藻場や岩場に棲み付いているため、昔からよく釣られ、食され、親しまれてきた。そのため各所でさまざまな呼ばれ方をしている。その姿形や行動が鮎に似ていたり、鮎のように縄張りを持つことから“鮎のような魚”という意味で「鮎魚女」呼ばれたり、静岡では岩に付いた海藻などを捕食する動作から、埃嘗めと呼んでいる。岩の間に隠れている姿から「寝所」とか、体が脂っぽいところから「アブラメ」などとも呼ばれている。また、広島地方では、籾種を買う金まで使い込んでしまうほど美味しいとして「籾種失い」の別名もある。 |
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分布領域 |
北海道以南の太平洋・日本海沿岸、朝鮮半島、中国北部沿岸に分布する。 |
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生鮮・加工法 |
産地では、ほとんどが生鮮物として出荷され、加工用取り引きはないが、一部開きや漬物に加工されて店頭に出る。丸のままか、頭・内臓などを取り除いて売られる。 |
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主な食べ方 |
食べ頃は晩春から夏にかけて。秋から冬にかけては産卵期のため身が痩せて脂も落ちる。小骨が多いので、調理には注意が必要である。刺身はコリコリと弾力があり、加熱すると少し水っぽいものの身は軟らかく、くせがない。新鮮なものは、肝に醤油・酒を少量加えた味噌・長ねぎの小口切りと和え、腹に戻し、アルミホイルで包み焼きにする。焼き立ての身をほぐして肝と合わせて食べると美味である。 |
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出展:株式会社エヌ・ティー・エス発行
現代おさかな事典〜漁場から食卓まで〜 |