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焼きサバと長葱の南蛮づけ

焼きサバと長葱の南蛮づけ

【材料】(4人分)
サバ 1尾分
長葱 1本
ししとう 8本
生姜 10g
赤唐辛子 1本
【A】  
だし汁 1/2カップ
醤油 大さじ11/2
大さじ2
みりん 大さじ1
適量
サラダ油 大さじ1/2
【作り方】
1. サバは三枚に下ろし、腹骨をすきとり、3〜4cm幅に切る。ごくうすく塩をして、グリルで焼く。
2. 長葱は、5〜6cm幅に切り、上下に浅く切り込みを入れ、ししとうは1箇所穴を開ける。
3. 生姜は、せん切りにし、赤唐辛子は種を取り、小口切りにする。
4. Aの調味料を合わせ、3と漬け込む。
5. フライパンにサラダ油大さじ1/2で、ししとうと長葱を焼き、1のサバと共に4につけ、器に盛る。

 

料理家:田口成子さん コメント

地場の魚を食べる文化、季節によって違ったお魚を食べる文化って素晴らしいですよね。

今回使わせて頂いたサバは、鮮度が良くて、しかも脂がのって丸々太っていてとっても良い素材でした(笑)。おさかなのお料理全般に言えますが、切り身のお料理よりも野菜を加えたお料理の方が、ボリューム感が増して沢山食べられるのでお薦めです。「南蛮づけ」や「〆サバ」みたいに酢を上手に使って頂くと、おさかなはぐっと食べやすくなります。定番の和食に拘らず、中華風やイタリアンにするとオイルとの相性が抜群です。竜田揚げ風に下味をつけて揚げても、子供達に喜ばれますよ。おさかな料理は難しいから…と考えないで、お肉感覚で使ってみて下さい。肝心なのは、火を通しすぎないこと。焼き魚でも揚げ魚でも、ふわっとした食感を楽しんで下さい(笑)。

この間、宮城県の女川という漁港の地域の「おながわ秋刀魚収穫祭」という地域の人に地元の秋刀魚を振る舞うお祭りに行ってきました。頭も内臓もついた焼いた秋刀魚をほおばる姿は、大人も子供達もとっても喜んでいて(笑)。子供達は、おさかなをとってもよく食べますよ。日本に昔からある地場の魚を食べる文化、季節によって違ったお魚を食べる文化って素晴らしいですよね。お母さんが作る家庭料理の中から素敵なおさかな文化が広がっていくように、お手伝いしていきたいです。

料理家:田口成子(たぐちせいこ)さん プロフィール

料理研究家。料理学校の講師を経て独立。得意の和食をベースに、1年間滞在したイタリアのエッセンスをプラスした、従来の和食とはひと味違う、ふだん、家庭で作りやすいレシピに定評がある。青背の魚はもちろん大好物。いずれも旬の野菜もいっしょに食べられるアレンジするのが田口流。





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