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海老と蟹の誘惑
日本人の海老、蟹好きは言わずと知れたことだ。 北海道蟹食べ放題ツアーはあいも変わらず大盛況らしいし、10何年前の「レッドロブスター」などのファミレス系海老、蟹屋さんの食べ放題も大流行であった。(そういえば、その後見かけなくなったが、最近また復活してきた様子)。ネット通販でも、常に蟹がランキング入りしている。  

ご多分にもれず、私も海老、蟹は好きである。考えてみれば、日本は甲殻類の種類も豊富だ。海老だけを取っても、「車えびを筆頭に、芝海老、甘エビ、ボタン海老に北海縞海老はたまた白えび・・」火を通すもの、生食するものなど、本当に沢山ある。そこに持ってきて、アジア近辺の養殖技術が上がってきているため、またまた色々な種類が輸入されて来ていて、冷凍物でも上手に解凍してあげれば、上等の食材になる。
私なぞ、エビフライなんか輸入ものの海老で作るのを好みますね。だって安くて立派に美味しいもの。ただ、活けの巻き海老のてんぷらや、中華の酔っ払い海老(活けの車えびに紹興酒をかけて酔っ払わせて、酔って訳の判らなくなった海老をさっと茹でてたれに付けて食べるという、人間の食へのあくなき追及にはびっくり!な料理)には、また活けならではの美味しさがあり、また別物という気がするが。

 海老だけでもここまで語れるのに、蟹もまた「毛蟹、ずわい蟹(越前蟹、松葉蟹、メスはせいこ蟹、香箱蟹ともいう。ここら辺にも日本人の蟹への熱い思いが伝わるというもの)、まだまだ、タラバ蟹だ、花咲蟹に中国から上海蟹まで・・」また、蟹は蟹でその蟹に適した料理がある。毛蟹やずわい蟹は茹でるか蒸すのが一般的だし、タラバは生の場合は蟹すきになったりもするが、火を通した上でクリームコロッケなんかの洋食に変身するのが得意だ。


まぁ蟹も海老と同じく、冷凍ものが手軽に買えて便利だが、やはり新鮮な生蟹には、生ならではの価値がある。私は、冬になると蟹貯金をしてでも、生のずわい蟹の焼蟹が食べたい。本当に高価だし、(特にこの冬は、大雪で漁に出られず、恐ろしい値段が付いたらしい)しょっちゅう食べられるものではないだけに、今日は食べるぞ〜!という日は期待に胸を膨らませてお店に向かう。やはり、私も典型的日本人なのだと、苦笑しつつ、食の楽しみがない人生よりも、こんな単純な楽しみがある方が、豊かじゃないかと思うのだが・・・いかがなものだろうか?
種類も質も豊富な海老、蟹は、最近は手に入りにくいものもネットで買うこともできるようになってきた。地元でないと食べられなかった季節ものも、自宅で楽しめる。
これもまた、至福、口福、とつくづく思う。

塩川 純佳

 





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