何も贅沢なもの食べさせろと言っているわけではないのだ。旬の魚を新鮮なうちに素材を生かした調理法で、何も難しく考えることなどなく、味わわせて欲しい。大人の先入観は捨てて、子供の舌を鍛えよう!
子供たちにこそ、旬の味、本物の味をわかって欲しい。今は、どこでも簡単にいろいろなものがすぐに手に入る。ファミレスや、コンビニ食材だけで一生を過ごすこともできなくはない。でも、旬なもの、ずっと昔から世界各国で食べ続けられているものの美味しさを知らずに過ごすのは、人生の楽しみの一部を捨てさせるようなものだと思いませんか?
美味しさを楽しみ、健康に育ってくれれば、親としてこんなうれしいことはないと、健啖家の娘をみて、つくづく思うのである。
塩川 純佳 |