関東・関西地区を中心に、
小売店舗63店(2024年3月末現在)を展開。
良質でお買い得なおさかなはもちろん、
それを使ったお鮨やお弁当、
お惣菜なども販売しています。
鮮度と品質が良くてお買い得。水産物流通の総合力を背景に、いつも高い評価を獲得してきた中島水産。これからも、お客様のニーズをいち早くキャッチし、新しい魚食文化を創造し続けます。
当社が小売部門第1号店を出店したのは1954年。以来、首都圏を中心に、関西・中京地区へと店舗網を拡大してきました。中でも1994年、京都高島屋を幕開けとした関西進出では、関東からの進出は成功しないという定説を覆し、それぞれの店舗が地域に溶け込んだ商売を行い、存在感を示すことができました。関西地区においても中島水産のブランドが確立され、実力の高さが証明されています。
消費者の「新鮮・旬」「美味しい」「お買い得」という魚へのニーズと、時代とともに多様化するニーズに応え、出店場所も大手百貨店のほか、主要駅ビル、ショッピングセンター、総合スーパーマーケットなど多岐に渡ります。いずれも、他にはないマーケティングとオペレーション力の高さで、地域の中で実力を発揮しています。
小売部門の優れた競争力は、取扱商品の品質の高さにあります。グループ内に卸部門を持つ調達力に加えて、徹底したデータ管理と商品提案力で、「当日仕入れ・当日完売」を原則としたオペレーションを確立することで、高いレベルでの品質管理を可能にしています。
さらに、店舗担当の社員には包丁技術の教育を徹底し、他にはない調理技術の高さがお客様の支持と信頼を得ています。当社では、自社でフグの包丁師の免許取得を推奨し、社員が免許を取得することで、専門店ではかなり高額なフグの低価格化を実現しました。このほかにもより多くのご家庭でおいしい魚を味わっていただくために、中島水産では様々な取り組みをしています。
人々のライフスタイルが変化する中、家庭での食卓の形態も変わってきました。調理に費やす時間は減少し、より加工度の高い食材へのニーズが高まっています。これに応え、当社では早くから、素材としての鮮魚の販売だけでなく、高品質の素材を活かした鮨やデリカ商品の販売を行っています。
鮨では、業界の先端を切って、1個売りのラップ鮨を開発。鮨好きの日本人のニーズをとらえ、「さかなやの鮨」として新たな市場を開拓しました。近年では主力をセット鮨にシフトし、ランチや夕食など生活シーンに合わせた商品提案が、支持を得ています。
また、ウィークエンドの家族向け商品や季節や催事に合わせた商品の提案なども同様に高い支持を得ています。この背景には、鮮魚店だからこそこだわる、ネタの質の高さと、シャリへのこだわりがあります。また、デリカ商品でも、焼魚、煮魚、揚魚、シーフードサラダ、マリネといった、鮮魚店ならではの新鮮な素材を使った惣菜を提供しています。