皆様のご愛顧・ご愛読により、お陰様で『おさかなぶっく』は50号を迎えることができました。誠にありがとうございます。今後とも、「おさかな」に関する様々な話題を提供し続けて参ります。
コロナ感染症が沈静化しつつあります。漁業資源の減少、円安等の要因だけでなく、ロシアによるウクライナ侵攻、原油高騰、人件費の高騰等によって、世界中でインフレが進行したことで、水産物小売業界も例外ではなく、コロナ前と比較して、感覚的に15〜20%の売価引き上げを余儀なくされております。
このような状況下、弊社では従来の方向性に沿って、高鮮度のお魚の提供だけでなく、美味しいお魚料理の提供を進めております。代表的な商品が「銀ダラ西京漬け」です。当社開発の西京味噌に3日間かけて漬け込んだ銀ダラが大変高い評価をいただいております。お値段もそれなりですが、銀ダラ西京焼弁当は夕方には完売となってしまう店もあるくらいの大ヒット商品になっております。
従来から提供していた「ブイヤベースの素」「エビチリソース」だけでなく、「あんこう鍋のつゆ」も新たに開発しました。現場で解体したアンコウに添付されており、美味しいあんこう鍋を手軽に食卓で召し上がることが出来るようになっております。
寿司に関しても、生ネタを乗せるだけではなく、押し寿司の開発を継続しており、大ヒットの「銚子産サバ鮨」に続いて「ふわとろ穴子鮨」も大変大きな評価をいただいております。また、太刀魚・ヒラメ等の素材を使った押し寿司の提供にも取り組んでおります。
魚屋専業では、中々ここまで踏み込んだ魚料理の提供は難しいのですが、大手外食チェーンからの人材を招いて、「レディ・トゥ・イート」「レディ・トゥ・ヒート」等のお魚料理を手軽に提供できるように努めております。
インフレ下、魚価高騰の傾向はしばらく継続すると思われますから、少量でも美味しいお魚を提供して、美味しいお魚料理を容易に食卓にお届けできるように企業努力して参りますので、ご期待ください。