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料理研究家 行正り香さん |
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撮影=菅原史子
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鮎は本当に好きだから、夏になったらまず使用する食材です。今回の鮎は天然仕立てということですが、まず、三枚に下ろしているときに、ぷーんと良い香りがしました。本当にスイカの香りのようで、ああ夏が来たなあと感じました。とっても良い素材ですね。 鮎って高級魚ですし、それを使っておもてなしするという喜びがあるから、私は夏になるとよく友達を呼んで、今回ご紹介したように「鮎のコース」にするんです。何年経っても、『あの「鮎ご飯」は美味しかったね』って言われるんですよ。舌の中に入っていくから、目で見た物よりずっと忘れないです。幸せな雰囲気が思い出に残るんですよね。 お料理ってね、とっても簡単ですよ。お魚は色々な調理方法があるので、まず試してみることですね。例えば、自分自信が楽しめるように、台所環境を整えてみたりする工夫も大切です。音楽を聞けるようにするとか、ライトでも間接照明を置いてみたりして。そしてやってみようと思うには、まず、誉めてくれる人を見つけると良いです(笑)。誉められて誉められてどんどん練習していくんです(笑)。 |
行正り香◎アメリカに留学中に、料理への関心を強める。帰国後、広告代理店「電通」に入社。海外出張も多く、様々な国で美味しいものに出会えるのが楽しみ。著書に「だれか来る日のメニュー」「おうちに帰ってごはんにしよう。」「そうだ。お菓子を作ろう!」(文化出版)がある。 |
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