穴玉ちらし寿司

材料(2〜3人分)
ご飯…2合分
穴子…2切(200g)
※生開き(冷凍真空パック)を使用
酒…50ml
しょうゆ…50ml
ざらめ…大2
水…250ml
三つ葉(2〜3cm幅に切る)…適量

|炒り卵|
卵(割りほぐす)…3個
しょうゆ…小1/2
砂糖…大1
サラダ油…小2
|すし酢|
酢…50ml
砂糖…大1と1/2
塩…小1と1/2

作り方
1. 穴子は皮に熱湯をかけ、きれいな束子(または包丁の背)でこすり、ぬめりをとる。穴子がフライパンに入らなければ半分に切る。すし酢を混ぜ合わせる。
2. フライパンに水、酒、しょうゆ、ざらめを入れて火にかける。ひと煮立ちしたら穴子を入れ、落しぶたをして中火で10分煮たら、弱火にしてさらに5分煮る。
3. 炒り卵をつくる。割りほぐした卵にしょうゆ、砂糖を入れて混ぜ合わせる。フライパンにサラダ油を入れて熱し、卵液を流し入れ、半熟状になったら、菜箸でかき混ぜる。
4. ご飯を飯台に入れ、すし酢を数回に分けて加え、しゃもじで切るように混ぜる。混ざったら、うちわなどであおぐ。
5. 器に酢飯を盛り、炒り卵をちらし、食べやすい大きさに切った2.の穴子を盛り、三つ葉をのせる。


穴子の黒酢酢豚風
材料(2〜3人分)
穴子…2切(200g)
片栗粉…適量

|A|
紹興酒(なければ酒)…小2
塩、こしょう…少々

|B|
黒酢…大4
砂糖…大3
しょうゆ…小2
紹興酒…小2
水…大2
玉ねぎ(くし切り)…1/2個
ズッキーニ(乱切り)…1/2本
パプリカ(乱切り)…1/2個
ごま油…大1
水溶き片栗粉(水、片栗粉…各小1)
…小2
揚げ油…適量

作り方
1. A 、Bをそれぞれ混ぜ合わせる。穴子は包丁の背でこすってぬめりを取り、一口大に切る。Aをもみ込み、5分置く。
2. 1.の穴子に片栗粉をまぶし、180℃の油で2〜3分揚げる。
3. フライパンにごま油を熱し、玉ねぎ、ズッキーニ、パプリカを3〜4分炒める。火を止めてB、水溶き片栗粉を加えて混ぜ合わせ、再度火をつける。ひと煮立ちしたら穴子を加えて1〜2分煮からめる。

穴子の花椒風味唐揚げ
材料(2人分)
穴子…2切(200g)
花椒…適量
揚げ油…適量
パクチー…適量
|A|
しょうゆ…大1
酒…大1
しょうが(すりおろす)…1かけ分
|B|
小麦粉…大3
片栗粉…大3
作り方
1. 穴子は包丁の背で皮をこすってぬめりを取り、一口大に切る。A、Bをそれぞれ混ぜ合わせる。
2. 穴子をAに10分漬ける。汁気を軽く切ってBをまぶす。油を180℃に熱し、穴子を2〜3分揚げる。油を切り、花椒をたっぷりかける。
3. 器に盛り、パクチーを添える。

穴子のパスタ

材料(2〜3人分)
スパゲッティ…160g
穴子…1切(100g)
小麦粉…適量
ねぎ(みじん切り)…1/2本
大葉(千切り)…6枚
にんにく(潰す)…1かけ
ごま油…大1
バター…10g

|A|
しょうゆ…大2
みりん…大2
酒…大2
砂糖…小2

作り方
1. スパゲッティは1%の塩分で規定時間の1分前までゆでる。Aを混ぜ合わせる。
2. 穴子は包丁の背でこすりぬめりを取り、一口大に切る。小麦粉をまぶす。
3. フライパンにごま油、にんにくを入れて弱火にかける。香りが出てきたら中火にして穴子を両面焼き、ねぎを加えて炒め、Aを入れて1〜2分煮からめる。スパゲッティを加えて炒め合わせ、最後にバター、大葉を入れて混ぜ合わせる。

穴子と揚げナスの煮物
材料(2〜3人分)
穴子…2切(200g)
なす…2本
ししとう…6本
揚げ油…適量

|A| しょうゆ…大2
みりん…大2
酒…大2
砂糖…小1と1/2
水…200ml

作り方
1. 穴子は皮に熱湯をかけて、きれいな束子(または包丁の背)でこすりぬめりをとる。穴子が鍋に入らなければ半分に切る。なすは、縦半分に切り、斜めに細かく切り目を入れる。ししとうは、竹串などで数カ所刺す。
2. なすは180℃の油で3〜4分揚げる。ししとうは30秒揚げる。
3. 鍋にAを入れてひと煮立ちしたら、穴子を入れて中火で落としぶたをして7〜8分煮る。なす、ししとうを加え、弱火にして5分煮る。


穴子のカツサンド
材料(2人分)
食パン(6枚切り)…4枚
穴子…1切(100g)
キャベツの千切り…適量
小麦粉、卵、パン粉…適量
塩、こしょう…少々
バター…20g
中濃ソース…適量
揚げ油…適量

|A|
マヨネーズ…大3
練り辛子…小1

作り方
1. 穴子は包丁の背で皮をこすってぬめりを取り、パンの大きさに合わせて切る。Aを混ぜ合わせる。パンをトースターで焼く。
2. 穴子に塩、こしょうをふり、小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつける。180℃の油で2〜3分、きつね 色になるまで揚げる。
3. 4枚パンの片面にバター、Aを順に塗る。2枚に半量ずつのキャベツ、穴子をのせ、ソースをかける。もう2枚のパンをかぶせて塗った面を下にして挟んで軽く押し、それぞれ半分に切る。

野本さんから調理アドバイス!
穴子をおいしく食べるコツは、ぬめりがあればきれいに取り除いて、丁寧に下ごしらえをすること。そのうえでしっかり味をからめると、穴子のうまみが引き立ちます。

野本やすゆき

のもとやすゆき◎料理家、谷中松寿司三代目、フードコーディネーター。1980年東京都生まれ。大学卒業後、調理師学校に入学し調理師免許取得。谷中で一番古い家業の寿司店で修業するかたわら、フードコーディネータースクールに入校。卒業後、同校アシスタントスタッフを経て独立。雑誌やテレビ、広告などを手がけるほか料理講師、松寿司三代目も務め、幅広く活躍。著書に『おうちすし』(世界文化社)等。
Web site:食の発信基地|NOMOTO BASE


撮影=三木麻奈 取材=澁川祐子
Copyright (C) 2021 NAKAJIMASUISAN Co., Ltd.