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よく光り物の魚が苦手という方もいらっしゃいますが、僕は大好きです。サバ寿司が名物の所に行けば必ず頂きます。かみさんは僕と違って、鯛や鱸などの白身系が好きみたいです。夫婦揃ってお魚が好きなので、お刺身を買ってきては手巻き寿司にしたりもしますよ。二人で巻いて食べてます。でも悔しいことにね、仕事で一泊二泊と出掛けている時に、かみさんはお寿司をとって一人ゆっくりとしてるみたい(笑)。 僕は休みの日であっても、ふらりと表に出るのが好きなんです。だから、家の中の細々するものが足りないと、ついでに買い物をしてきます。ただ、必要なものだけでは終わらなくて…。秋になると秋刀魚が一匹からでも、自分で袋に詰められるお魚コーナーがあるでしょ。あれを見たら素通りなんて出来なくて、つい買ってしまうんですよ(笑)。かみさんなりの献立が出来てるらしくて、家に帰ると「頼んでないよね?」と言われたりしています(笑)。こうゆう仕事をしていますと、ロケで色々な地方に行く機会があって、「日本には色んな美味しいものがあるんだな」って痛感することが多いですね。印象が強いのは北海道のホッケ。北海道の居酒屋さんで頂いたホッケは、身がつまっていて味がしっかりしていてビックリしました。脂もほどよい感じなんです。大根おろしとお醤油にちょっとつけて食べるとたまらないし、ご飯と味噌汁があれば「ザ・定食!」みたいな感じで最高ですよ。勿論、ウニやカニなんかも美味しいんですけれど、僕は何と言ってもホッケです。北海道に行く機会があったら、みなさん、ホッケがおすすめですよ。 お魚を食べる作業は難しいですよね。内臓のあたりは取りにくいし小骨を取るのは難しいし。最後には骨だけをキレイに残していた親父の姿を見ては「俺もこうゆう風になりたいなぁ」と子供心に憧れていました。だから、上手に頂いている人に合うと感心して観察してしまいます(笑)。「この辺を食べていくと良いかな」と魚の位置を直しながら頂くのは、僕のささやかな楽しみです。 それにしても、お魚って楽しいですね。旬の食材を頭に思い描けば、その時々での思い出が少しずつ味わえるなんて。種類が多いからか、美味しい味や楽しかった情景など一つ一つが心の中に刻まれていている気がします。 |
撮影=岩瀬陽一 |
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